天気予報を見ると、昨日見たのより雨の降り出しが早く。
このまま高速に乗って直帰するかとも考えたけど、
当初の予定どおりでギリギリ濡れずに帰れると判断!

昨日の続きのR400からR294に入り、那珂川沿いに南下。
ホテルから40分ほどで、那須烏山市の目的地に到着。
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 何とか降らないでもってくれー!

「那珂川清流鉄道保存会」という、鉄道車両保存施設。
運送屋さんが運営していて、葬儀場の敷地内にある。
以前、烏山線で運用されていたキハ40が保存されたと、
その名前を鉄道系ニュースで読んで存在を知っていた。
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 国道からも見える14系寝台車

葬儀場の駐車場にバイクを停めて受付に行ってみると、
「休館」の掲示があるものの、連絡先の電話番号も。
電話すると「葬儀場の窓口の箱に入場料を」とのこと。
1000円で、入場券代わりのキーホルダーまで頂けた。
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 駐車場に千葉都市モノレールの車体と線路

「水たまりもあるので、足元に注意してくださいね」と。
掲示にもあるように「展示施設ではなく保存施設」。
車両と車両の隙間は体が何とか通れるくらいだし、
車両に関する説明など一切なく、鉄分濃いめの人向け。
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 受付はあるけど、この日は無人

保存されているのはメジャーな旅客車両だけでなく、
産業用機関車や貨車など地味ながら貴重な車両も多い。
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 烏山線のキハ40(左/中)と名鉄-会津鉄道のキハ8500(右)

特徴的なのは敷地内に色々な軌間の線路があること。
機関部を含めて、可能な限り動態保存しているそうで。
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 林鉄や産業用機関車が興味深い

ここで一番見たかった、現存唯一のク5000形貨車。
「工場で作られた新しい自動車を運ぶ貨車」として、
子供の頃の鉄道図鑑の貨車のページに必ず載っていた。
でも、運用中の実車を見た記憶が残っていなくて。

薄く残るトリコロールカラー塗装と車体表記を見ると、
日産栃木工場生産車を横浜本牧埠頭へ運んだ車両か。
北米向けの大型車輸送用に改造された車両っぽい。
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 ク5000形貨車 ク5902

これだけの車両を維持するご苦労には頭が下がるし、
こういう博物館やテーマパークでは見られない車両、
日本の経済成長に寄与した車両の保存は意義深い。
見学の料金が1000円では、申し訳ないくらいだなぁ。

さて、雨に降られないうちに、がんばって帰ろう!
当初は圏央道まで下みちトコトコのつもりだったけど、
早々に東北道に乗ってしまってバビューンと。
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 この雲を抜けてしまえば!

事前に、ETCの二輪車定率割引も申し込んでおいた。
この割引、大都市近郊区間も適用なのを最近知って、
休日割引が適用されない圏央道利用時にはお得感大だ。

時々パラっと来るけど、何とか無事に圏央道まで。
「神奈川方面の空は明るいぞ」と思っていたら・・・
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 うわっ、もうちょっと待って!(苦笑)

路面までウェットになりかけたけど、すぐに止んだ。
八王子JCTの渋滞も始まっておらず、無事に通過。
栃木からノンストップで14:00過ぎには帰宅でき、
少し休憩してからバイクにカバーを掛けていると雨が!

これで、群馬-新潟-福島-栃木のお泊りツーは無事に終了。
念願のR352 枝折峠を制覇できて大満足の秋旅だった♪