2日目の土曜日。 天気は下り坂らしく、予定は午前中まで。
といっても、目的地は茂原市内で近いので少し遠回りする。
バイクでは初めての、九十九里有料道路を走って来よう。

二輪車220円。 ETCは使えないので小銭を用意して、と。
パーキングで、海を眺めつつコーヒー休憩したり。
終点からは、県道・市道級の道を乗り継いで戻ってくる。
出発時は晴れ間も見えていたけど、曇り空になってきた。
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 九十九里有料道路

茂原市街に残っている、掩体壕を見て回りたかった。
飛行機を隠して、敵機の攻撃から守る格納庫である掩体壕。
海軍航空基地の跡地に、今でも10個ほど残っているのだと。

最初は、市が管理しているという壕へ。
道端に残っていて、市が設置した説明板も立っている。
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 掩体壕 [1]

内部の表面を見てみると、露出した鉄網や模様が見える。
土砂を盛って転圧、板やむしろを敷いて鉄網を張って、
そこにセメントを流して建造した痕跡とのこと。
建築には、近隣学校の生徒や住民も動員されたのだとか。
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 天井部の内側

他にも、バイクを停めてササっと見られる壕をいくつか。
畑の片隅に残っていたり、個人宅の倉庫になっていたり、
ソーラー発電所の中という、意外な組み合わせの風景も。
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 掩体壕 [2]

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 掩体壕 [3]

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 掩体壕 [4]

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 掩体壕 [5]

最後に、滑走路跡という化学工場脇の直線道路を走る。
司令部跡は現在の小学校、兵舎跡は現在の中学校だとか。
軍の飛行場跡が工業団地になったという例は多そうだ。
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 滑走路跡、約1kmの直線道路

さて良い時間になったので、ランチに向かおう♪

北海道 道北に行くと必ず食べた、音威子府の黒いそば。
駅そば店が閉店しただけでなく、製麺所自体が廃業し、
もう2度と食べられないものと思っていた。



それが、音威子府村出身の店主さんらが共同で復活させ、
茂原のお店や、音威子府現地でも食べられるとのこと。
これは、房総ツーリングに合わせて食べに行かなくてはと。
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 音威子府食堂さん

注文したのは、駅そばイメージで暖かいかきあげそば。
「あの駅そばのまんまだ♪ 美味しい!」
店主さんと、天北線や駅そばの思い出話で盛り上がる。

麺だけお土産に買って帰り、家の出汁で作った時には
「何かが違う」となったけど、これは出汁も完璧に再現♪
製麺所の社長さんにも、味を認めてもらえたのだとか。
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 久しぶりの黒いそば♪

空はすっかり曇天に。 さあ、天気が崩れる前に帰ろう。
帰りは、圏央道からアクアラインでバビューン!
冷えてきたので、海ほたるPAでインナージャケットを。

混雑緩和のため、休日は時間帯別料金のアクアライン。
上り線は13時を過ぎると640円から960円に。(軽・二輪)
意識してなかったけど、12:30に料金所を通過していた♪
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 海の上で休憩

湾岸線も保土ヶ谷BPも順調だったけど、そこからがダメ。
東名もR246もR16も渋滞。 市街地を抜けて何とか帰還。
約1時間のロスで、あと15分で到着というところで雨が。
急いで撤収して、ウェアやバッグの乾燥大会を。(苦笑)
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 おみやげ

「絶滅したんじゃなかったの!?」
おみやげの音威子府そばを見て、nyamo氏歓喜!(笑)

ギリギリで雨に降られたけど、楽しいツーリングだった。
暖かくなったら、次は山の方にも走りに行きたいもの。
でも、凍結の心配が終わると、今度は花粉がなぁ・・・。