小学生のころから社会科、特に地理は大好きだったnyapon。

鉄道好きから汽車旅に出るようになり、バイクツーリングや
キャンピングカーでのクルマ旅まで、地図はよく「見る」し、
大好きな廃道や旧道を探したり、「読む」ことも大好き。
特徴的な県境を訪れたり、三角点・基線をめぐってみたりと。






クルマ旅のプランナー兼ナビゲーターのnyamoも地図好きで、
次男nyamotaも鉄道地図を片手に乗り歩くようになった。
それじゃあ、今回の旅は「地図好きの聖地」を周ってみよう♪

天皇誕生日の3連休。 金曜朝から圏央道を茨城方面へ。
関越道の事故渋滞が伸びて少し渋滞したけど、何とかクリア。
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 降り続く雨はミゾレ混じりに

それほどロスタイムすることもなく、菖蒲PAで朝食。
最初の目的地のオープン時間に合わせて、時間調整休憩も。

ミゾレ混じりの雨が降り続く中、圏央道 つくば中央ICまで。
K19を北上して研究学園都市へ。 到着したのは・・・
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 国土交通省 国土地理院!

言わずと知れた、国土測量&地図作成の総本山。
紙からWebまで、すべての地図の基礎データはここから。
最近では、能登半島地震による地形変化の観測データも。

その敷地内にある、「地図と測量の科学館」。
ここも、Googleマップの「行ってみたい」のひとつで、
登録してから長いけど、やっと訪れることができた。
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 赤と青の眼鏡で高低差が立体的に

最初に「ここから来ましたマップ」というのがあって、
関東エリア版の我が家のあたりに嬉々としてシールを貼る。

地図ギャラリーでは、見慣れた地形図だけでなく、
火山や治水に関わる図など国土地理院作成の様々な地図が。
きれいに着色されたものなど、額装して飾りたいくらい。
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 「厚木や伊勢原からも来てるね」

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 日本の伝統色「和色」の地図

常設展示は、測量や地図作成の歴史紹介や機材の展示など。
三角測量の解説では、見て回った「相模野基線」も紹介。
あの三角点の標石って、小豆島産の花崗岩指定だったんだ。
国土の測量だけでなく、南極観測隊に参加して国際協力も。
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 標石ってこんなに地下深いのね

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 デジタル化される前のアナログ図化機

地図記号の紹介コーナーでは、「思い出せない!」(苦笑)
「老人ホーム」など最近追加されたことは知っていたけど、
こどもの頃に習って廃止されていたものも多いのに驚いた。
Webの地理院地図も、よく利用しているんだけどなぁ・・・。
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 えっ?「工場」ってもう無いんだ!

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 測量用航空機 「くにかぜ」(初代)

ミュージアムショップが、また楽しくてしょうがない。
様々な地図や地理に関する書籍の他、地図柄のグッズなど。
家族3人、「みんな欲しいぞ」と、なかなか決められず。
他にも「ここ最高♪」と同じことを言ってる人多数。(苦笑)

厳選したのは、地図記号柄の文房具セットにクッキー、
鉄道路線図のクリアファイルと、三角点型の耳かき♪(笑)
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 おみやげ♪

つくば市内の温泉でさっぱりした後、午後の部。

産業技術総合研究所「産総研」の、つくばセンターへ。
まずは、ショールーム「サイエンス・スクエア つくば」に。
nyaponは、「通商産業省 工業技術院」だった世代。
当時からの科学技術研究から産業化の歴史紹介、などなど。
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 産総研の歴史

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 最先端の技術や素材など

「地図好きの聖地めぐり」としては、隣接の建屋がメイン。
産総研 地質調査総合センター「地質標本館」へ。

山や川や海、地形の成り立ちは、当然地理や地図に関わり、
火山や地震など自然災害は、道路や鉄道にも影響する。
大断層沿いで、いつも「災害通行止め」の国道とか・・・。



常設展示のテーマは、日本の地質、地下資源、海洋の地質、
そして地球環境、火山と地熱、地震と活断層、などなど。
能登半島地震に関わる活断層の情報も、随時発出されている。
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 日本列島の地質図

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 ジュラ紀の褶曲層(レプリカ)

今日の聖地めぐりは、ここまで。
R125で霞ヶ浦沿いに南下、利根川を渡って千葉入り。

神崎町の道の駅で、本日の予定終了。
雨が降り続いているけど、明日は3連休唯一の晴れ予報。