ダムに沈む前の宮ヶ瀬の地図が欲しくて入手した、
1991年2月発行の広域市街地図「厚木・丹沢・大山」
1枚モノで1/20,000という縮尺は大きくて見易いのだけど、
東は相模川で見切れていたり、範囲はかなり限られる。

ちょうど神奈川に来た頃の、もう少し広範囲が見たいなと、
ほぼ同時期、1987年2月発行の神奈川県広域道路地図を。

縮尺は「厚木・丹沢・大山」よりも少し小さい1/27,000。
同じ人文社なので、宮ヶ瀬の計画道路表記も同じだけど、
工事エリアにも、まだ「一般車輌通行不可」の注記は無い。
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 人文社 1/27,000 神奈川県広域道路地図

早速、「厚木・丹沢・大山」でギリギリ見切れていた
1992年に竣工するはずのK65 三増峠のトンネルを見ると、
点線の「計画道路」と、×印の「車輌通行困難部」を併記。

道はまだ無いのか? 通れるけど「険道」なのか?
一体、どういう状態を表現しているのだろう。(苦笑)
「津久井郡 津久井町」も懐かしいな。(現 相模原市 緑区)
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 三増峠(右中央あたり)

相模川をたどっていくと、座架依橋は交互通行だった旧橋。
今も残る道で土手から河原に下りて、信号に従って進む。
先輩のクルマに乗せてもらって、何度か渡ったことがある。
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 旧 座架依橋

小田急線のすぐ上流、R246 旧道であるK40の相模大橋。
そのさらに上流は、現在はあゆみ橋という立派な橋だけど、
以前は相模小橋というもぐり橋(沈下橋)が架かっていた。

厚木駅の南側には、今は無き相模線と小田急線の連絡線も。
相模川左岸は、圏央道の建設で風景もずいぶん変わった。
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 相模小橋と相模線-小田急連絡線

鉄道では、相鉄から米軍厚木基地への引き込み線も現役。
4月には民営化されてJRになる、「国鉄」大船工場も。

周辺図を見ると、R413 道志みちは線形改良前の「酷道」。
あの頃は、乗用車でもすれ違いが困難な場所が多くて、
とても今みたいなツーリング街道ではなかったよなぁ・・・。

休日の度にクルマでウロウロ。 時には先輩や友達と一緒に。
「道は星に聞く」じゃなく、「道は人に聞く」の頃。(笑)
ドアポケットには分厚い道路地図、というのも懐かしいな。


 「道は星に聞く。」 ジャン・アレジのCMもあったな・・・