週後半から続く曇り空のおかげで、とても涼しい土曜の朝。
曇りというより、若干霧が舞っているような気もするけど。
爽快な空気ではないものの、涼しい中を走ってこようと、
Google Mapの「行ってみたい」ストックネタのひとつへ。

いつもの中津川沿いの道、緑の田んぼの中を快走して、
関東でも有数の修験道の霊場だったという、八菅神社の前。
ここも「行ってみたい」の1つだけど、またの機会に。
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 八菅神社

自動販売機で缶コーヒーを仕入れてから、峠道へ。
「八菅山いこいの森」を過ぎると、道幅は軽トラ1台分に。
最近の雨で路面に土も出ているので、トコトコ慎重に。
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 苔むした橋がいい♪

愛川町と厚木市の境、「やなみ峠」に到着。
緑のたぬき号はここに停め、尾根筋のハイキングコースへ。
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 やなみ峠

わずか500m弱のハイキング。(笑)
意外と山歩きも得意なライディングシューズではあるけど、
さすがに湿った粘土質の坂道は滑りやすいので要注意。
草の茂ったところは、ヤマビルに見つからないように・・・。
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 プチハイキング♪

そして、視界が開けると、標高234.1mの鳶尾山頂に到着。

広場の石碑には「愛川町」。「 ここ、厚木市だよな?」
帰ってから調べてみると、地図上はやはり厚木市域だけど、
この場所の土地所有者は我が愛川町とのこと。なぜ?(苦笑)
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 「ん? 愛川町?」

そしてここは、「一等三角点 鳶尾山」でもある。
一等から四等まで日本全国に約10万点ある三角点の中で、
この鳶尾山がすごいのは、最古のもののひとつであること。
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 右横書きで「一等」、旧字体縦書きで「三角点」

1883年に制定された相模野基線を底辺とした、最初の頂点。
日本の近代測量のスタート地点のひとつと言っても良い。
地理好き、地図好きとしては、ぜひ来てみたい場所だった。
三角点の位置と基線からの測量の手順は、ここに詳しい。↓



時刻は7:30。 デイパックを背負ったハイキングらしき人や、
首にタオルを掛けたウォーキングの人が結構行き交う。
厚木市側の新興住宅街からは歩いて30分くらいだろうし、
天気が良ければ眺望もききそうで、良い朝の散歩コースだ。
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 空気の澄んだ時に来てみたい

やなみ峠まで歩いて戻り、峠を越えて厚木市側へ下る。
クルマのタイヤ跡はあるけど、軽自動車でも通りたくない。
「自転車 or 原付ばんざい♪」な道だ。
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 輪っか舗装の狭路

国道に出たら、清川村に抜けて宮ヶ瀬へ上るいつもの道。
久しぶりに土山峠で小休止、「湖底へ続く道」を見下ろす。
上流域では雨が多かったのか、結構水が溜まっている。
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 本日の宮ヶ瀬ダムの貯水率は99%

今週も、いつもの駐車場のオープン時間まであと数分だ。
この時間なら平和な混み具合だったので、立ち寄ろう。
空いているので、雑誌やWebの宮ヶ瀬ツーリング記事では、
定番になっている写真撮影位置に停めてパチリ。
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 虹の大橋バックでパチリ

この時間になっても、湖畔の温度表示は21℃だった。
湿度は相当高いはずなのに、まったく蒸し暑く感じない。
ジャケットを着たままのハイキングも汗をかかなかったし、
熱中症を恐れずに缶コーヒー片手にバイク見物ができる♪

もちろん青空は嬉しいけど、夏の間はこれでいいな。(笑)