ホテルで朝食を取って、7:30にチェックアウトする。
さて、気になることがあるのだけど、大丈夫か・・・?
昨日の朝の出発時、セルモーターの回りが怪しかったので。
一旦走り出してしまえば、昼間はもう問題無かったけど。
キュルン、キュルン、キュルン、キュルン、プスッ・・・。
3回ほど試しても、なかなか目を覚ましてくれない。
「うん、今朝も寒かったからね。ちょっと休もうか。」
少し間を開けて、さらに2回でようやく「ブルンッ!」と。
出先でもあるし、さすがにドキドキし始めていた。(苦笑)
おとなしく、帰ったら新しいバッテリーを注文しよう。
山奥で一人ぼっちの時に突然死されたら、悲劇だし・・・。

寒いと寝起きが悪い子・・・(苦笑)
R153からK59。 昨日のイチョウ並木の脇に出たので再訪。
中川村内をK59で小渋川沿いに遡って、大鹿村方面へ。
「険道」な箇所もあり、意外に交通量もあるので安全運転で。
途中、カード配布開始の時間なので、小渋ダムで小休止。
2か所の「発電所カード」というものも、一緒にもらえた。

K59にて

小渋ダム
R152に合流して南下。目的地は、大鹿村 中央構造線博物館。
開館までまだ時間があるので、見たかった場所に立ち寄り。
R152旧道に架かる、国登録有形文化財の「旧小渋橋」。
昭和32年に竣工した、3連のコンクリートアーチが美しい。
バイクを停めて写真を撮ったり、少し離れて眺めたり。
橋上から赤石岳が望めるそうだけど、雲に隠れていて残念。

旧小渋橋
背後の山の大崩壊は、「三六災害」の時のものだとか。
土砂は川の対岸まで押し寄せ、42名が犠牲になったのだと。
いまだに小規模な崩落は続いているとのこと。
中央構造線に沿った脆い地質なのも、関係しているはず。
開館時間になったので、橋からも見えていた博物館へ。
砂利の駐車場はスタンドが立たず、道路脇に失礼。(苦笑)

大鹿村 中央構造線博物館
世界最大級の大断層である中央構造線。
地理好きな人が日本の地形図や衛星画像を眺めていると、
佐田岬半島から淡路島、渥美半島から南アルプスの麓まで、
九州-四国-紀伊半島-中部地方にかけて明らかに線が見える。
この博物館は、その中央構造線の真上に立地している。
これから、中央構造線にほぼ平行しているR152で帰るので、
事前のお勉強しておこうと博物館に来てみたのだ。

左が内帯、右が外帯、正面の山に断層の鞍部
中央構造線を境に、内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)に。
日本海側と太平洋側で、岩石の分布も分かれているそうで。
露頭を見れば、地層の色もはっきり違うのだと。
これから帰り道の途中、露頭にも立ち寄ってみるつもり。

屋内展示室
日本有数の「酷道」として有名な、R152で帰途につく。
単に狭い道とか、カーブが多い道とかというだけではなく、
そもそも2か所の峠は未成で、迂回が必要な分断国道。
また、中央構造線という大断層に沿ったルートであるため、
しょっちゅう災害通行止めで、現在も2か所が通れない。
そして一旦通行止めになると、復旧まで数年とかもざらに。
なので走れる区間でも、強制的に3分間休憩とか。(苦笑)

休憩ポイント多数
まずは、大鹿村内の「北川露頭」に立ち寄り。
駐車場から3分ほど、鹿塩川の河原に下りて見上げると、
赤っぽいのと緑っぽいの、地層の境がはっきりと。
博物館にあった剥ぎ取り標本は、ここの物ということ。
実物は、風雨にさらされて標本ほどクッキリしていない。
赤っぽい部分が日本海側の「内帯」で、花崗岩。
緑っぽい部分が太平洋側の「外帯」で、結晶片岩。
ちゃんと覚えてきたぞ♪(笑)

中央構造線 北川露頭(大鹿村)
寂しい山の中。 無事にエンジンも掛かって出発。(苦笑)
ゼロ磁場とか、パワースポットとかで一時期有名になった、
分杭峠を越えて伊那市域に入る。
峠周辺は急勾配でクネクネも多く、まさに「酷道」の趣に。
ここは、キャンカーでも通過したことがあるな・・・。

「酷道」152号線 分杭峠付近
美和ダムのダム湖である、美和湖畔の「溝口露頭」へ。
ここは、北川露頭ほど風化していなくてクッキリ。
ただ、背後が湖なので、離れて全体を眺められない。
南の方を振り返ると、越えてきた分杭峠の鞍部が見える。
粘土化する中央構造線上は、浸食で鞍部ができやすいそう。

中央構造線 溝口露頭(伊那市)

遠くの山の切れ込みが分杭峠
美和ダムのカードは持っているので、今回はスルー。
ちょうどお昼時、あのお店でローメンを食べて帰ろう。
昨日の朝、PAで食べられなかった無念を晴らすのだ!
2年前のSSTRの帰りにも立ち寄った、高遠にあるお店へ。
商店街の駐車場を利用できる、「お食事処 みすヾ」さん。
蕎麦で有名な高遠だけど、いつもローメンだな。(笑)

スープローメン、うまうま♪
杖突峠を越えて諏訪へ下り、伊那谷ツーリングは終了。
中央構造線は、ここ諏訪で糸魚川-静岡構造線と交差する。
そういえば、昨日ホテルで見たブラタモリは糸静線だった。
R20で、諏訪南IC前の「ハルピンラーメン」まで。
家族みんな大好きなので、お土産用ラーメンを買い込んで、
そのまま中央道に乗ってバビューン。
最後に談合坂SAで休憩と思ったら、本線近くまで混雑。
スルーして進むと、上野原の車線減少ではプチ渋滞。
小仏TN渋滞の後尾も延びて、相模湖IC直前ではノロノロ。
これが嫌で、元々は月曜帰りのプランにしていた・・・。
それでも、雨が落ち始める前には無事帰宅。
お泊りツーは昨年の茨城以来で、ちょうど1年ぶりだった。
こまち号のエンジンが気持ち良さそうに回っていたのは、
決して気のせいではないはず!
バッテリーは、替えてあげるからね・・・。(苦笑)
さて、気になることがあるのだけど、大丈夫か・・・?
昨日の朝の出発時、セルモーターの回りが怪しかったので。
一旦走り出してしまえば、昼間はもう問題無かったけど。
キュルン、キュルン、キュルン、キュルン、プスッ・・・。
3回ほど試しても、なかなか目を覚ましてくれない。
「うん、今朝も寒かったからね。ちょっと休もうか。」
少し間を開けて、さらに2回でようやく「ブルンッ!」と。
出先でもあるし、さすがにドキドキし始めていた。(苦笑)
おとなしく、帰ったら新しいバッテリーを注文しよう。
山奥で一人ぼっちの時に突然死されたら、悲劇だし・・・。

寒いと寝起きが悪い子・・・(苦笑)
R153からK59。 昨日のイチョウ並木の脇に出たので再訪。
中川村内をK59で小渋川沿いに遡って、大鹿村方面へ。
「険道」な箇所もあり、意外に交通量もあるので安全運転で。
途中、カード配布開始の時間なので、小渋ダムで小休止。
2か所の「発電所カード」というものも、一緒にもらえた。

K59にて

小渋ダム
R152に合流して南下。目的地は、大鹿村 中央構造線博物館。
開館までまだ時間があるので、見たかった場所に立ち寄り。
R152旧道に架かる、国登録有形文化財の「旧小渋橋」。
昭和32年に竣工した、3連のコンクリートアーチが美しい。
バイクを停めて写真を撮ったり、少し離れて眺めたり。
橋上から赤石岳が望めるそうだけど、雲に隠れていて残念。

旧小渋橋
背後の山の大崩壊は、「三六災害」の時のものだとか。
土砂は川の対岸まで押し寄せ、42名が犠牲になったのだと。
いまだに小規模な崩落は続いているとのこと。
中央構造線に沿った脆い地質なのも、関係しているはず。
開館時間になったので、橋からも見えていた博物館へ。
砂利の駐車場はスタンドが立たず、道路脇に失礼。(苦笑)

大鹿村 中央構造線博物館
世界最大級の大断層である中央構造線。
地理好きな人が日本の地形図や衛星画像を眺めていると、
佐田岬半島から淡路島、渥美半島から南アルプスの麓まで、
九州-四国-紀伊半島-中部地方にかけて明らかに線が見える。
この博物館は、その中央構造線の真上に立地している。
これから、中央構造線にほぼ平行しているR152で帰るので、
事前のお勉強しておこうと博物館に来てみたのだ。

左が内帯、右が外帯、正面の山に断層の鞍部
中央構造線を境に、内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)に。
日本海側と太平洋側で、岩石の分布も分かれているそうで。
露頭を見れば、地層の色もはっきり違うのだと。
これから帰り道の途中、露頭にも立ち寄ってみるつもり。

屋内展示室
日本有数の「酷道」として有名な、R152で帰途につく。
単に狭い道とか、カーブが多い道とかというだけではなく、
そもそも2か所の峠は未成で、迂回が必要な分断国道。
また、中央構造線という大断層に沿ったルートであるため、
しょっちゅう災害通行止めで、現在も2か所が通れない。
そして一旦通行止めになると、復旧まで数年とかもざらに。
なので走れる区間でも、強制的に3分間休憩とか。(苦笑)

休憩ポイント多数
まずは、大鹿村内の「北川露頭」に立ち寄り。
駐車場から3分ほど、鹿塩川の河原に下りて見上げると、
赤っぽいのと緑っぽいの、地層の境がはっきりと。
博物館にあった剥ぎ取り標本は、ここの物ということ。
実物は、風雨にさらされて標本ほどクッキリしていない。
赤っぽい部分が日本海側の「内帯」で、花崗岩。
緑っぽい部分が太平洋側の「外帯」で、結晶片岩。
ちゃんと覚えてきたぞ♪(笑)

中央構造線 北川露頭(大鹿村)
寂しい山の中。 無事にエンジンも掛かって出発。(苦笑)
ゼロ磁場とか、パワースポットとかで一時期有名になった、
分杭峠を越えて伊那市域に入る。
峠周辺は急勾配でクネクネも多く、まさに「酷道」の趣に。
ここは、キャンカーでも通過したことがあるな・・・。

「酷道」152号線 分杭峠付近
美和ダムのダム湖である、美和湖畔の「溝口露頭」へ。
ここは、北川露頭ほど風化していなくてクッキリ。
ただ、背後が湖なので、離れて全体を眺められない。
南の方を振り返ると、越えてきた分杭峠の鞍部が見える。
粘土化する中央構造線上は、浸食で鞍部ができやすいそう。

中央構造線 溝口露頭(伊那市)

遠くの山の切れ込みが分杭峠
美和ダムのカードは持っているので、今回はスルー。
ちょうどお昼時、あのお店でローメンを食べて帰ろう。
昨日の朝、PAで食べられなかった無念を晴らすのだ!
2年前のSSTRの帰りにも立ち寄った、高遠にあるお店へ。
商店街の駐車場を利用できる、「お食事処 みすヾ」さん。
蕎麦で有名な高遠だけど、いつもローメンだな。(笑)

スープローメン、うまうま♪
杖突峠を越えて諏訪へ下り、伊那谷ツーリングは終了。
中央構造線は、ここ諏訪で糸魚川-静岡構造線と交差する。
そういえば、昨日ホテルで見たブラタモリは糸静線だった。
R20で、諏訪南IC前の「ハルピンラーメン」まで。
家族みんな大好きなので、お土産用ラーメンを買い込んで、
そのまま中央道に乗ってバビューン。
最後に談合坂SAで休憩と思ったら、本線近くまで混雑。
スルーして進むと、上野原の車線減少ではプチ渋滞。
小仏TN渋滞の後尾も延びて、相模湖IC直前ではノロノロ。
これが嫌で、元々は月曜帰りのプランにしていた・・・。
それでも、雨が落ち始める前には無事帰宅。
お泊りツーは昨年の茨城以来で、ちょうど1年ぶりだった。
こまち号のエンジンが気持ち良さそうに回っていたのは、
決して気のせいではないはず!
バッテリーは、替えてあげるからね・・・。(苦笑)