緑のたぬき号で、少し前から気になっていたことがある。
エンジンのキックアーム部のシールから、オイルのにじみ。
まだ致命的なレベルではないけど、拭いてもにじんでくる。

「オイルが漏れるのは入ってる証拠」とか言ってないで、
シールを取り寄せて早めに交換してしまうことに。(笑)
いい間隔でメンテネタを提供してくれる、可愛いヤツめ♪
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 10日放置でこれくらいにじむ

どうやら、古いスーパーカブでは定番のメンテ箇所らしい。
柔らかいオイルに替えたことも、影響しているのかも。
おそらく近いうちにキック以外もダメになるだろうと、
チェンジペダル部とスプロケット部とのセットを購入した。

先日のオイル交換は、「シールを交換するなら、ついでに」
という思いもあったから。 オイルが抜けたら作業開始!
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 左から、スプロケ、チェンジ、キック

とりあえず、キックアーム部のものを交換してしまおう。
古いシールは、針状の棒を刺して引っ張り出してしまう。
うん、シャフト周りに損傷がある訳ではないな。

新しいシールがスプラインで傷付かないように、養生を。
シリコンスプレーを吹いて、慎重にシャフトに通して、
手で押し込めば入ると思ったら・・・、入らない。(苦笑)
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 パークリできれいにして、養生して、と

何か、ちょうど良い径の筒状の物を当てて叩きたい。
パイプの切れ端とか、持ってないしなぁ・・・。

いいものがあった♪ 絶対に使うことはないと思っていた、
アルミホイール用ソケットのセットのうち、17mmのやつ。
今日からキミを、オイルシール打込み治具に任命する!
見た目は良いけど、クロモリ鋼製で無駄に重い。(苦笑)
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 サイズぴったり♪

さて、他の2か所は今の所大丈夫だけど、どうしようか?
チェンジペダルを外してシールを突っついてみたら、
ゴムは硬化していて、周囲からオイルもにじんできた。
やはり、みんなダメじゃん。 全交換してしまおう。

チェンジペダル部のシールは3か所で一番厚みがあって、
ゴムが硬化している上に、熱のせいか若干固着気味で。
抜き取るのにかなり苦戦したものの、何とか無事に。
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 チェンジペダル部

スプロケット部は、チェーンを緩める手間は必要だけど、
大径のシール自体は、比較的簡単に抜くことができた。
打込み治具は大活躍で、圧入する方は3か所とも簡単に♪

チェーンカバーを外したついでに、軽くチェーン清掃も。
とは言えほとんど汚れておらず、カバーの威力を再認識。
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 スプロケット部

高級オイル(当社比・笑)を入れて、エンジンを暖気。
交換したシール、3か所ともにじんでこないのを確認。
スプロケットを取付けて、チェーンの張りを再度調整。
カバー類とチェンジペダルまで取付けて、作業を完了!

宮ヶ瀬テストコースを1周。 走行後のチェックでもOK。
あとは、1週間放置してみて最終確認かな。