休暇を取得していた文化の日は、快晴の予報。
予定していた留守番が不要になったので、お出かけだ♪
少し遠いけど、緑のたぬき号でなければならない場所へ!

平日と同じように朝食を食べてから、7:00過ぎに出発。
高速は当然として、流れの速いバイパスも避けて・・・。
スマホは装着していないので、脳内で地図をグルグル。

八王子からR16、入間からR407へ。
米軍横田基地の脇を通ったのなんて、何十年ぶりだろう?
コンビニ併設のGSで、ガソリン&コーヒー補給休憩。
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 緑のたぬき号では、初の埼玉入り♪

熊谷市街を抜けて埼玉県道83号 熊谷 館林線へ。
当然ながら、館林に行くためには県境を越える必要があり、
その先は群馬県道83号となって続いている。
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 埼玉K83

しかし、県境は日本三大河川のひとつ「坂東太郎」利根川。
そして、そこには・・・橋が無い♪


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そしてそして、青看の行先表示は・・・
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 「とせんば」♪

県道は真っすぐではないので、交差点で地図を確認したり。
利根川の高い堤防を上っていき、自転車道と交差。
堤防を斜めに越えて、そのまま広大な河原に入っていく。

到着してみると、ずっと見てみたかった施設が目の前に。
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 小さな小屋と黄色い旗

でも、すぐ隣に気になる場所があり、 そちらの見物から。
目の前の広大な芝生の広場は、グライダーの滑空場。
空を見上げると、白いグライダーが何機も飛んでいる。

グライダーって、どうやって離陸するのかと思っていた。
トラックの荷台の巨大ウインチをカタパルトにするんだ!
他の方法もあるのだろうけど、長年の謎が解けた。(笑)
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 ウインチで引っ張るんだ!

さて本題。 ここ「赤岩渡船」は利根川を船で渡る貴重な県道。
自転車や原付も乗れるというので、緑のたぬき号で来たのだ。

まずは、小屋の中の説明書きを見る。
「県道なので料金は無料。(ただし遊覧船ではない。)」
「乗る時は黄色い旗を上げ、対岸の船が動き出したら下げる。」
「増水・強風等で運休する時は、群馬県側に赤旗が上がる。」
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 今の季節、運行時間は 8:30-16:30

運行管理は、群馬県千代田町が行っている。
船も対岸に常駐なので、埼玉県側からは旗を上げて呼ぶ。
これがやってみたかった♪
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 それでは!

黄色い旗を上げて、対岸の船に向けて合図を。
下ろすのは、後から来られて旗と自転車の写真を撮影中の
サイクリストさんにお任せして、水辺の乗り場に移動する。

対岸を眺めると、群馬側からのお客さんもいたようで、
どうやら、旗を上げなくても船は来たと思われる。(苦笑)
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 きたきた♪

こちらからの乗船は、原付1人、自転車2人、徒歩2人。
グライダーを見物している間にも2回ほど往復していたし、
少なくとも休日は、そこそこ利用者がいるみたいだな。

帰ってから調べると、利用者は年間2万人以上とのこと。
渡船場には路線バスが来ていたし、対岸にもバスがいる。
平日の通勤や通学なんかで使っている人もいるのかな?
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 安全第一!

徒歩の人、自転車、原付の順番で乗船。
全員、手の消毒をしてからライフジャケットを着用する。
ライフジャケットは、ちゃんと子供用も積んであった。
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 「新千代田丸」という船

快晴で気温20℃を越えるとの予報、風が気持ち良い♪
川面から眺めると、「坂東太郎」は本当に大きな川だ。
下流側には、少し先に利根大堰が見える。
空を見上げると、グライダーが気持ち良さそうに旋回中。

対岸まで400m。 時間にして4,5分で群馬県側に到着。
左舷から前進で乗って、右舷から前進で降りられる。
少し段差はあるものの、カブの重さくらいなら問題なし。
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 緑のたぬき号、船に乗る!

今や全国的にも希少な「渡船」。 風情もあって良かった。
あくまで県道の一部なので「遊覧船ではない」けど、
群馬県の観光情報サイトで紹介しているくらいなのだから、
もっと町おこしなどに活用しても良いと思うけどなぁ。

さて、ランチに良い時間だけど、お腹が空いていない。
来る時は、渋滞も無いのに意外と時間が掛かってしまった。
祝日の午後で混みそうだし、ボチボチと戻り始めようか。
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 群馬県に船で来た

R407 刀水橋で、あっという間に利根川を渡って埼玉に。
渡船場の近くには「架橋実現!」という看板もあったけど、
大きな川に橋を架けるということの意義を実感する。

続いて渡る大きな川、荒川。 R407 荒川大橋の袂で小休止。
来る時に気になって、帰りに立ち寄ろうと思っていた。
大正14年に完成し昭和55年まで現役だった、旧荒川大橋。
その9連トラスの一部が、新橋の脇に保存されていた。
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 旧 荒川大橋の一部

その後は、朝とほぼ同じルートで帰途に。
R16 入間市街のアウトレット渋滞をクリアすると、順調に。
16:00過ぎ、少し暗くなり始めていたけど無事に帰着。

約190kmのお出かけは、緑のたぬき号では最長記録に。
市街地ばかりだし、決して楽しいルートではなかったけど、
今では希少な渡船が体験できたのは面白かった♪