日曜も朝から晴天で、気温が上がるという予報。
水分補給の準備をしてから、「おうち遊び」を開始。

先日のタペット音と同じく以前は気になっていたのに、
最近は治まってしまったフロントブレーキのジャダー。
とはいっても、それほど酷かった訳ではないので、
固着していた錆や汚れが、うまく取れたりしたのかなと。

なので、今日はブレーキを分解して点検と清掃を。

まずは後輪から。 ブレーキロッドは素手で外れる。
チェーンアジャスターを外して、あとはアクスルを抜けば、
ホイールが・・・外れない。 トルクロッドを忘れていた。
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 スイングアームの陰にいて・・・(苦笑)

トルクロッドを外したら、今度こそホイールがフリーに。
今回も、スタンド下にブロックを敷いてかさ上げしている。
おかげで、すんなりホイールを引き抜くことができた。
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 取り外し完了

さて、早速ブレーキドラムを外して中を見ると・・・綺麗!
汚れも無いし、ブレーキダストもほとんど溜まっていない。
当然ながら、ブレーキシューも減っていないし。

もともとリアブレーキの役割は大きくないとはいえ、
前オーナーは、ほとんどリアに頼らない運転だったのか。
一応、パーツクリーナーを吹いて掃除だけしておいた。
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 めっちゃ綺麗♪

反対側のハブダンパーの劣化も確認しておきたかった。
ブレーキよりも、ダンパーの方が摩耗した粉が多いくらい。
でも、こちらも硬化や劣化は無く、まだ交換の必要なし。
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 ハブダンパーも、最近交換してるな

こちらも清掃して、ダンパーにはシリコンスプレーも。
逆の手順で組付け。 トルクロッドも忘れずに。(笑)
ブレーキの遊びとチェーンの張りも調整して、リアは終了。

カブって、リアホイールを外してもスプロケットは残る構造。
つまり、チェーンに触れずにタイヤ交換までできてしまう。
でも、カバーに隠れているし、つい点検調整を忘れそうだな。

カバーの中に色々溜まっていたのは、きっと気のせい・・・。
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 張りOK! 汚れは・・・(苦笑)

暑くなってきたので、熱中症にならぬように給水を。
お昼も近いので、そのまま長めのランチ&コーヒー休憩。

よし、午後はフロントをやろう。
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 約20kgのウエイト

フロントを持ちあげておく必要があるので、
リアのホムセン箱の中に、キャンカーの水タンクを。
20Lのポリタンクが、ちょうど入る大きさで良かった。

タペット調整の時も、この作戦の方が楽ちんだったか。
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 軽くウイリー

フロントは、リア以上に簡単なはず。 事前に外しておくのは、
ブレーキケーブルとスピードメーターケーブルだけだし。

と思っていたら、スピードメーターケーブルのネジが、
訳が分からないくらい固く締まっていて、まったく緩まない!
うっ、絶対にナメそう。 なんでプラスネジなんだよ!(苦笑)

CRCを吹いたり、プラハンマーで刺激したりしてもダメ。
電ドルのクラッチ機構をインパクト代わりにして・・・
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 やっと緩んだ

アクスルはすんなり抜けて、ドラムをオープン。
やはりこちらは、相応の汚れが溜まってるな・・・。

今度こそ、パーツクリーナーが大活躍。
ブレーキダストと錆の粉を、どんどん洗い流していく。
シューの厚みは・・・、フロントもまだ大丈夫だな。

せっかく外したので、タイヤの側面に保護ワックスを。
ホイールを取付け、ケーブルを戻して本日の作業終了。
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 フロントは相応の汚れ

結論。

フロントのブレーキドラム内は相応の汚れだったし、
錆も出ていたので、これがジャダーの原因だったのだろう。
通勤車でも、長期休暇明けの朝など振動することがあるし。
特にドラムは、内側が錆びると落ちにくそうだしな・・・。

ドラム内の点検と清掃、ハブダンパーの劣化確認とメンテ、
ブレーキシューの残量確認もできて満足。
部品脱着を伴うようなメンテは、これで一段落かな。