木曽福島は、中山道の宿場と関所が設けられた歴史のある町。
朝、荷物の積載に外に出たついでに、ちょっと街歩きを。

代官屋敷の前を通って、「崖家づくり」の家並みを見に行こう。
谷間にある町で川沿いの狭い土地を有効に活用するため、
川にせりだすように建てられた家々は、見上げるとなかなかの迫力。
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 木曽川の河原から

チェックアウトしてから、宿からすぐの福島関所跡と資料館にも。
福島関所は、中山道のもうひとつの碓井、
東海道の箱根、新居と並んで、日本四大関所のひとつ。
急流の木曽川と急峻な山に挟まれて、確かに適した地形である。

「ここは冬は寒くて、クルマの運転も大変なんですよ。」
本日最初の来館者だったらしく、受付の方と話し込む。(笑)
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 福島関所資料館

R19中山道を北へ向かってすぐ、日義の道の駅へ。
五平餅でも食べたいと思って寄ったのだけど、お土産用しかない。
どうやら焼いて売っているのは休日だけらしく、残念・・・。

ここの道の駅、以前、偶然オープン初日に立ち寄ったことがある。
その時は気付かなかったけど、「中山道東西中間之地」の碑が。
このあたりが、ちょうど江戸と京の真ん中になるらしい。
峠越えも多い中山道をたどるツーリング、というのも面白いかも。
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 「中山道東西中間之地」

これから、R361権兵衛TNで伊那に抜けるつもりなのだけど、
少し先の奈良井ダムでカードがもらえるらしいので、ちょっと遠回り。
旧中山道では難所だった鳥居峠、トンネルで抜けてダムまで。
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 奈良井ダム

ダム湖畔のK493をクネクネしながら、R361に戻る。
権兵衛TNを抜けて、わずか数分で伊那へ。
関所のあった時代、木曽谷から伊那谷へ穴を掘って抜けるとか、
現代の日韓トンネル以上に夢物語だったんだろうな、などと想像。

伊那の市街でランチをと思っていた。
好きなのだけど、ちゃん市内で食べたことがなかったローメンで。
が、狙っていたお店が、お約束の臨時休業・・・。(苦笑)

急きょ、プランBを発動。 R361を先に進む。
先に、高遠ダムと美和ダムを周って、カードをもらって来よう。
少し先で「再開発」のカードももらえるけど、それはいい。(笑)
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 高遠ダム

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 美和ダム

美和ダム下流では、動画サイトで見たことのある構造物を発見。
ダムに流入する土砂をバイパスするためのトンネルなのだとか。
ちょっと、迫力の放流シーンは見てみたいかも。(笑)
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 美和ダム 土砂バイパストンネル 吐口

高遠の市街地に戻って、「お食事処 みすヾ」さんへ。
高遠といえばお蕎麦が有名だけど、現在は伊那の市域でもある。
ここにも、ローメンのクラブ加盟店があるのを見つけていた。
近くに商店街用無料駐車場があったのも、来る時に確認済み。

ローメンには「焼きそば風」と「スープ風」があるけど、
nyaponが好きなのはスープ風で、もちろんみすヾさんのも。
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 「ローメン」うまうま♪

かための蒸し麺に、たっぷりのマトンとキャベツ、そして・・・、
調理中に漂ってきた香りに驚いた、ニンニクの効いたスープ。(笑)
期待以上にうまうまで、プランBだったのに大満足でした♪

さて、R152で杖突峠を越え、茅野に抜けて帰ろう!
途中、なかなかカッコ良い砂防ダムを見かけて小休止したりしながら。
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 古いものではなさそうだけど

茅野からは、R20甲州街道を東へ。
クルマ旅の時と同じく、甲府盆地手前の韮崎から中央道に乗る。
この気温で甲府市内の渋滞に遭ったら、熱中症で倒れる。(苦笑)
案の定、双葉SAを過ぎたあたりから、明らかに体感気温が上がった。

笹子TNを抜け大月JCTを過ぎ、談合坂SAで最後の休憩。
今日も2輪エリアには、ゼッケン付きのバイクがたくさん。

停まった途端に、周りから「お疲れさまでした!」の声が。
「どのルートで?」「昨日のお泊りは?」 すぐに交流会がスタート。
例年、ラリー当日より、余裕のある帰りの方が盛り上がる。(笑)
出発する方には、「お気を付けてー!」
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 最終交流会場

平日の午後、相模湖ICまでの中央道も、その後の下みちも順調。
17時前には、無事に帰着。 これで本当のゴール。

今年のSSTR、同じゼッケンを付けていた仲間の悲しい事故で、
素直にゴールを喜んで、はしゃげない気分でもある・・・。
ご本人には100%非が無い事故だったのが悔しいけど、
これからも「無事に家に帰る」ことを肝に銘じていこうと思う。