4月の400X こまち号の初回車検を前に、タイヤを前後とも交換した。
残り溝はまだ大丈夫そうだったけど、ヒビ割れなど劣化も目立つので。
すると、安心感のアップは当然として、乗り味も乗り方も激変した。

乗り心地の向上は、ショップの駐車場から出る前に分かるレベル。
道路上では、過去の経験から腕や腰への衝撃を予測して身構えたのに、
角の丸い振動が伝わるだけで拍子抜け、ということが何回もあった。

高速道に近い80km/h制限のバイパスでは、直進安定性が大幅アップ。
轍などの外乱があっても、修正舵を当てることが明らかに減った。
これらだけでも、ツーリング時の疲れ方はとても少なくなったと思う。
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 「クネクネも楽しいぃー♪」

そして一番変わったのが、コーナーを曲がるのが楽しくなったこと。
交差点を曲がる事すら楽しいと言っても、決して大げさではないくらい。

タイヤの端まで使うとか、いわゆる「攻める」ことに興味は無いけど、
ツーリングの途中で遭遇したクネクネは、当然楽しく走りたい。
でも今までは、イメージよりも微妙にインに切り込んだり膨らんだり、
コーナリング中にハンドルを手で支えて調整することもしばしば。

それがタイヤ交換後は、膝でちょっときっかけを作ってあげて、
ニーグリップからの体重移動だけでイメージどおりのラインに。
ハンドルから手を離しても、オンラインで曲がっていきそうな感覚。

「元々バイクはそうやって曲がるもの」と、笑われそうだけど。(苦笑)
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 文字や線のペイントは消えた

オイル交換の後に「エンジンが軽やかに回るっ♪」というような、
精神的効果ではなく(笑)、明らかに乗り方が変わったので驚いた。
海岸線も山間も、その後のお散歩ツーではクネクネが楽しくて、
「そうだよなぁ。バイクってこうやって曲がるんだったよなぁ♪」と。

気になるのは、これらの乗り味や乗り方の変化は何によるものなのか。
新車装着品とリプレイス品の製品レベルの違い?
単に銘柄による特性違いで、前のタイヤが好みに合わなかっただけ?
それとも、経年劣化や摩耗の進んだタイヤと新鮮タイヤの差?

まあ、3年前の新車の頃の乗り味なんて正確には覚えてはいないし、
交換前には、タイヤに対する不満など自覚していなかったのだけど。
また、乗っている人間の方が変化に慣れてしまうのだろうな・・・。
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 サイド部のヒゲは剃り残しあり(笑)

安価な旧モデル「セカンドライン」からの選んだタイヤだったけど、
少なくとも、nyaponの好みや走り方には合っていた模様♪
あと気になるのはレイン性能だけど、積極的には試したくない。(笑)

ライフの方は、nyaponの年間走行距離なら問題にならないだろう。
どちらかというと、物理的な寿命は少々短くても良いので、
今の性能レベルを最後期まで維持してくれる設計だと嬉しいなぁ。