先週末、腿まで埋まりながらの雪かき、懐かしい感覚だった。
ちょうど10年ほど前、毎年のように冬の北海道北見へ出張していた。
別送の機材に三脚を忍ばせ、週末は汽車見物へ。(笑)
狙うは、石北本線の常紋峠を越える、特急や臨時貨物列車。
氷点下の気温の中、麓の駅から林道を1時間ほど歩き、
さらに腰まで雪に埋まりながら斜面を昇り降りして線路際へ。
鹿の群れに遭遇してビビッたり、吹雪に心細くなったりしながら、
1日雪上で粘っても撮れる列車は数本。
退屈しのぎに、セルフタイマーで自分撮り(笑)
でも、エグゾーストを噴き上げて歩くような速度で登ってくる列車は、
ファインダーをのぞきながら鳥肌が立つほどカッコ良かった。
チビが生まれてからは、そんな撮影行はしなくなった。
さすがに雪中撮影は厳しいし、お手軽な駅撮りも悪くはないけど、
暖かくなったら、久しぶりに「撮影目的の」旅に出てみようかな。