納車以来、12年目を迎えているキャンカー「やどかり3号」。
架装部分だけでなく、車両側も色々とくたびれてきた。
前回の車検直後には、高価な空燃比センサーを交換したり。

そして、ここ何回かのお出かけでは、運転席の窓が不調。
時々、スイッチの操作に反応しないことがある。
後退駐車時は必ず窓を開けるnyaponには、なかなかストレス。
開かないならともかく、出先で閉じなくなったら面倒だし。

ただ、症状から見ると、レギュレーターの問題ではなさそう。
スイッチなら交換してしまおうかと部品価格を調べてみると、
たかがスイッチ3個のくせに約9000円とか。
20032201
 こんなスイッチ3個で・・・?

どうせ、接点の劣化くらいでしょ?
接点にアクセスできる構造なら、自分でメンテしましょう。
何だか、週末はクルマの電装品ばかり触っているな。(苦笑)

化粧パネルをパカッと外して、コネクターを引っこ抜いて、
ビスを3本クルクルッと外したら、スイッチユニット登場。
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 あれ? なんか裏に付いてるな

スイッチ3個をただ一体化しただけのものだと思っていたら、
何だか裏側にカバーがあって、中には基板が入っているらしい。
これ自体がコントロールユニットになっていたのね。
それゆえの9000円か・・・。

問題の運転席側の操作スイッチ部を見てみると、
接点パーツが基板のランド上を直接スライドする仕組み。
ドアパネルの中という環境で、なかなかワイルドな構造。
劣化はしやすそうだけど、掃除もしやすいな。
20032203
 回路まで一体だったのね

接点部のランドはグリスアップされてるけど、汚れも見える。
摩耗ではなくて、10年間の汚れや酸化が原因なのだろう。
温度や湿度の変化も激しいドアパネルの中にあって、
毎日乗るクルマではないので操作頻度も低い訳だし。

ふむふむ。
LED側の接点で2段切り替え、反対側の接点で上下の判定ね。
ん? LED側だけで上昇下降の判定もできるよな。
あぁ、それだと入力ポートが1つ多く必要になるか・・・。
20032204
 ふむふむ

まずは、汚れたランドと接点を綿棒でお掃除。
やはり、酸化した金属粉のようなものが。
接点のスプリングを調整して、再度グリスアップして、と。

パカパカッと組み立てて、お勉強も含めて30分ほどで終了。
nyaponの工数のみで、部品代より遥かにお安く。(笑)

よしよし。何回スイッチを操作しても、動作は快調!
一度、全閉から全開させて、オートモードの学習もOK。
これで、春旅に向けて気がかりだったことが解消した♪