我が愛川町にある、横須賀水道の半原水源地跡。
旧日本海軍が、横須賀軍港の艦船への飲料水補給のため、
明治45年から建設した「半原系統」の取水設備。

2007年に取水を停止して以来、近代化遺産好きとしては、
鉄橋や陸軍飛行場の遺構と合わせて今後が気になるところ。
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 桜は咲いたけど、天気が・・・

先週の土曜日、跡地活用に向けた認知度アップのため、
桜並木のある施設内で、お花見会が開催された。
横須賀市の管理で、普段は入れない施設に入れるので、
お花見には残念な空模様ながら、「近代化遺産」見学に♪
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 あくまで、横須賀市の施設

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 送水井

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 沈殿池

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 薬品混和池

ちょうど、郷土資料館の学芸員さんの施設説明が。
施設や浄水設備の説明、建設当時の話などを聞かせて頂いた。
沈殿池のドラム缶の浮力を使った取水深度調整の仕組み、
海軍主導の国策で潤沢な建設費だった話など、興味深かった。

「ここの水は、軍艦に積んで赤道を越えても腐らない。」
と言われていたという話。 今までちょっと得意だったけど、
「どこの港の水源でも言われている、お約束なんですよ(笑)」
と学芸員さん。  ちょっと、ガッカリ・・・。(苦笑)
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 管理事務所

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 着水池

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 ベンチュリーメーター(量水器)

ここは、県立あいかわ公園や宮ヶ瀬ダムに近い場所。
今後、町では横須賀市から跡地の売却を受け、
道の駅のような観光拠点とする計画も提案されていると。

ぜひ、近代化遺産の保存と、地域活性化を両立して欲しい。
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 あのR412の上流が宮ヶ瀬ダム